ぶなしめじの栄養成分の特徴は食物繊維

ぶなしめじは食感と香りがよいですが、栄養成分としては食物繊維が多いものの、取り立てて特徴はありません。時々、聞かれるビタミンDもビタミンB1の含有量も多いというほど含まれてはいません。

ぶなしめじ

ぶなしめじは味にクセがなくて食べやすく、豚汁、シチュー、カレーに入れます。2パック150円など価格も安い割りにボリュームがあります。ぶなしめじ、何となく使っているのですが、どんな栄養成分が入っているのでしょう。調べてみました。

ぶなしめじの栄養成分

栄養成分を調べてみましたが、カリウムがやや多く、ビタミンDは生しいたけより多く、食物繊維総量が割りと多い。

新・野菜の便利帖健康編には、このように書かれていました。

新・野菜の便利帳 健康編
新・野菜の便利帳 健康編は、野菜や果物などの栄養成分を手っ取り早く知るにはよい本です。 野菜の栄養について知るにはとてもよい本です。 本のタイトルに「健康編」と入っているのはダテではありません。 出版社の高橋書店は、手帳で有名な出版...

ぶなしめじの栄養面の特徴は、生活習慣病に役立つ食物繊維や、ビタミンDにかわるエルゴステロール、エネルギー代謝に関わるビタミンB1などが多いこと。

ただ、食物繊維以外、どれも特別多いというわけではないですね。

ビタミンDについては、以前、ビタミンDの過剰摂取はいけないが高摂取は望ましいとかという記事を書きました。1日の摂取量は、成人男女とも5.5μg/日が目安量です。

100gあたりの栄養成分
ぶなしめじ生
エネルギー18kcal
水分90.8g
たんぱく質2.7g
脂質0.6g
炭水化物5.0g
カリウム380mg
カルシウム1mg
マグネシウム11mg
リン100mg
0.4mg
亜鉛0.5mg
レチノール活性当量0
ビタミンD0.6μg
α-トコフェロール0
ビタミンB10.16mg
ビタミンB20.16mg
ビタミンC0
食物繊維総量3.7g
※日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

ぶなしめじの効果

きのこが体によいというのは、例えば制がん効果のある物質が発見されることがあるからです。20年以上前、アガリクスのβグルカンががんによいとかで話題になっていたことがあります。霊芝(れいし)も昔から有名です。

ぶなしめじはどんな効果があるのだろうと思って調べましたが、はっきりとした効果はよく分かりませんでした。また分かれば、この部分を更新しておきます。

念入りに検索していると、ブナシメジ(Hypsizygus marmoreus)成分のがん細胞増殖抑制効果という論文の抄録が見つかりました。

ブナシメジ野生種28菌株および栽培品種2菌株をおがくず培地で栽培し,収穫後凍結乾燥した子実体からアセトン抽出物を調整した.

これらのアセトン抽出物がHL60ヒト白血病細胞およびHT29ヒト大腸がん細胞の増殖におよぼす影響を調べた.

この結果,両細胞に対する増殖抑制効果にはブナシメジ菌株間で差異が認められ,どちらの細胞に対しても高い増殖抑制効果を示す菌株が認められた.

なんとなくがんによいのかもしれないかも程度に思っておけばよいと思います。

ぶなしめじの保存方法

パックから出さないで冷蔵庫の野菜室に入れます。ぶなしめじは案外日持ちします。

まとめ

いつも買っているぶなしめじは、食感がよくてとても好きなのですが、食物繊維以外あまりこれといった特徴がないことが分かりました。同じ値段の時は、まいたけを買った方がよいのかもしれません。

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