耳がほとんど聞こえない難聴者(聴覚障害者)の方に向けたコミュニケーション用のアプリを探しました。
すみません。このアプリよりもGoogle音声文字変換の方がはるかに高性能です。こちらの記事をご参照ください。
補聴器では間に合わない
父が高齢のため補聴器ではもう間に合わない程度の難聴になりつつあります。以前は女性の声のように周波数が高いと聞き取りができるようでしたが、現在は、もうほとんど聞こえていないようです。
しかし、難聴であること、つまり聞き取れないことが相手に悪いと思うのか、適当に返事をしてきます。しかし、それがトンチンカンなので会話が成り立ちません。
どうやったら会話ができるのか困っていましたが、タブレットとアプリを使うとなんとかなりそうなことが分かってきました。
翻訳ソフトの性能がすごく上がっている
一番のヒントになったのは、スマートホンを活用GOOGLE 翻訳 アプリという記事です。
私はタブレットとカケホーダイの携帯の2台持ちなのですが、タブレットはほとんどradikoや海外のFM局をネットで聞くためのラジオになっていました。
普段はPCを使っています。最近、グーグルの翻訳ソフトの性能がものすごく上がってきたことには気がついていました。普段は英語→日本語でしか使っていません。
音声入力ができる
ところが、これは日本語→英語にももちろん、使うことができ、さらに、音声入力もできます。このとき音声入力が使えるのです。
グーグル翻訳は、もちろん、ネットにつながっていないと使えません。地名も含めかなり正確な音声入力ができます。
自動翻訳機がある
また、週刊アスキーから流れてきたこの記事も参考になりました。
4つの翻訳エンジンに同時アクセス! SIMフリーAI自動翻訳機「ez:commu(イジーコミュ)」 TR-E18-01
これは専用機なので性能がよさそうです。アマゾンでも販売されていました。¥ 26,784 です。
ez:commu (イージーコミュ)
しかし、アプリの性能がどんどんよくなっているので、最初はスマホやタブレットで使い始めるのがよいと思いました。
念のため、ネットにつながっていなくても使えるアプリを探してみました。
Speech Canvasがよいみたい
東京都障害者IT地域支援センターのAndroid携帯用・障害のある人に便利なアプリ一覧がありました。
その中に音声入力系の紹介ページがあります。
そのリストの一番上にSpeech Canvasという無料アプリがありました。
Wi-Fi環境は不必要と書かれていましたが、実際に使ってみると、Wi-Fiがないと(ネットにつながっていないと)変換がかなりひどい状態になります。ほとんど使えないレベル。
しかし、ネットにつながるとかなりまともな変換をしてくれます。
この変換機能が、使えば使うほどより自分に合った変換をしてくれるようになるのかどうか分かりませんが、なかなか使えます。
SpeechCanvasの使い方のページ。
動画もありました。
まとめ
Speech CanvasがWi-Fi環境がなくても精度の高い変換をしてくれるとありがたいのですが、今のところWi-Fi環境は必要です。しかし、ネットにつながらなくてもひどい変換になりますが、使用可能です。
グーグル翻訳は、とても精度の高い変換をしてくれますが、ネットがつながらないとそもそも使えません。
それが今のところの課題でしょうか。