麦飯と玄米を混ぜる割合は1:1がいいみたいだよ

麦飯と玄米を混ぜる割合は、1:1がよいみたいです。食物繊維β-グルカンが特に多いもち性大麦「キラリモチ」を使った実験で、大麦と白米が1:1の麦飯を食べると、内臓脂肪を減少させ血糖値の上昇を抑制する結果が出ているからです。しかし、キラリモチは値段が高く、調べてみると食用大麦のβ-グルカン含量は少なくても3-4%程度あることが分かりました。値段の安い大麦を探すと、昔からある押麦に行き着きました。

玄米ごはん

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麦飯と玄米の割合は1:1がいいみたい

最近はもち麦がちょっとしたブームでどこでも見かけるようになりました。もち麦とはもち性大麦のことです。お米にもち米/うるち米の区別がありますが、大麦にも同じ区別があります。

私も興味を持っていろいろ調べました。日本農芸化学会化学と生物(Vol. 55, No. 7, 2017)の大麦食品を用いた機能性の検証はとても興味深い記事です。

この記事で紹介されている実験では、もち性大麦と白米を1:1で混ぜて炊いたご飯が食べられています。「キラリモチ」はもち性大麦の品種の一つです。

なかなか効果があるようです。

内臓脂肪を減少させ血糖値の上昇を抑制する

男性85cm以上、女性90cm以上の腹囲(つまりメタボ)の100人の日本人被験者を50人ずつに分け、12週間毎日200g入りの「キラリモチ」米粒麦50%入り麦ご飯を2パック食べる実験でした。

試験食では開始前後で有意に内臓脂肪面積が低下した.また内臓脂肪面積が100 cm2を超える被験者間では試験食と対照食の試験群間で有意差があった.

この結果は大麦のβ-グルカンが内臓脂肪面積を低下させることを実証できたことになる.また体重,BMI,腹囲も同様の結果であった.

また、血糖値にも影響がありました。

「キラリモチ」米粒麦50%入り麦ご飯の摂取は血糖値の上昇抑制だけではなく血糖値の低下も抑制し,食事による日内血糖変動の幅を減少させることが示唆された.

白米でなく玄米を混ぜて炊く場合でも、1:1がよいですね。

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大麦はもち麦がよいらしい

ご飯に混ぜる麦は押麦しか知りませんでした。今はもち麦がよいらしいです。

食物繊維β-グルカンが多い

大麦は食物繊維が多いのですが、もち麦には食物繊維の中でも特にβ-グルカンが多いと書かれていました。さらに国の研究機関である農研機構が品種改良をしてて高βグルカン品種の「キラリモチ」を品種育成しました。

農研機構では大麦に「価値」をつけて普及させるためにβ-グルカン含量が通常品種より高い系統を選抜し,品種化してきた.

また,もち性の品種はうるち性の品種よりもβ-グルカン含量が高くなり,炊飯麦の食味試験を行うと粘りと柔らかさに優れる.

麦飯の特徴は粘りがないことです。少しパサパサしています。しかし、大麦でも、もち性の品種なら粘りがあり、それほど違和感なく食べられるということも大切な特徴です。

農研機構が品種育成した「キラリモチ」いくらくらいするのか調べてみましょう。

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キラリモチはなかなか高い

キラリモチは送料無料で5キロで2980円。1キロ600円くらいですね。高いですね。お米と1:1で混ぜて炊くと、毎回お米と同量使うことになります。

お米で1キロ600円だとかなりよい値段です。バブルの頃ならまだしも、今はこんな値段でお米を買うことはないです。保存が効く玄米を長く食べているのでいつも30キロ単位で買っています。キロ300円程度でしょうか。

私はお米より高い大麦を買う気になりません。もっと安く大麦を買う方法はないのでしょうか?

他の品種を探してみる

キラリモチはまとめて買ってもキロ500円程度にしかなりません。では、他にβ-グルカンが豊富な品種はどんなのがあるのか調べました。

大麦食品推進協議会の大麦の機能性成分とはにこんな表が出ていました。

全国精麦工業協同組合連合会が国内に出回っている大麦について分析機関で測定したデータを表1に示しました。また、大麦にも米と同様にうるち種ともち種があります。

一般的にもち種ではβ-グルカン含量が多い品種がありますが、うるち種でもβ-グルカンが多い品種もあります。

糯(もち)だけでなく粳(うるち)でも確かにβ-グルカンの含有量が多いものがありますね。

表1 国産大麦のβ-グルカン含量
産地年産麦種品種名β-グルカン含有量(%)
(無水物換算値)
福井県26年六条皮粳ファイバースノウ4.7
富山県26年六条皮粳ファイバースノウ4.2
石川県26年六条皮粳ファイバースノウ4.5
長野県26年六条皮粳ファイバースノウ5
栃木県26年六条皮粳シュンライ5.7
群馬県26年六条皮粳シュンライ6
宮城県26年六条皮粳シュンライ5.3
宮城県26年六条皮粳ミノリムギ5.5
新潟県26年六条皮粳ミノリムギ6.5
香川県26年六条裸粳イチバンボシ4.1
愛媛県26年六条裸粳マンネンボシ5.2
愛知県29年二条裸粳ビューファイバー12.3
宮城県28年六条皮糯ホワイトファイバー6.8
香川県29年六条裸糯ダイシモチ5.6
福岡県29年二条皮糯くすもち二条6.1
茨城県29年二条裸糯キラリモチ7.1
埼玉県29年二条裸糯もっちりぼし7.6
愛知県29年二条裸糯ワキシーファイバー13.5

さらに、機能性が期待できる大麦品種を読むと、このように書かれています。

日本で一般に流通している食用大麦の原麦β-グルカン含量は 3-4%程度である.

原麦とは、麦の加工製品の原料となる麦のことです。

結論は、どの大麦にもβ-グルカンは3~4%あると思って安い大麦を探すか、7%以上あるキラリモチのような大麦を買うかどちらにするかですね。

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安い大麦を探したら押麦だった

私は安い大麦を探します。β-グルカンが3~4%あればよいと考えました。

アマゾンと楽天で大麦の値段を念入りに見ていくと、キロ当たりの値段が安いのは昔からある押麦でした。特選押麦5kgで1,380円です。

他には、西田精麦 押麦(つるむぎ) 5kgが1,780円でした。

これなら、キロ当たり300~350円程度なので許容範囲です。通販の場合、送料がかかります。5キロ入りは一般的ではありませんが、近所に乾物屋さんがあれば、頼んでみると案外取り寄せてもらえます。

押麦を混ぜてお米を炊くとパサパサしてしまいやすいので、少なめに炊くことを心がけるようにします。もちろん、比率は1:1です。

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NOTE

以前、麦飯と玄米どちらを食べたらよいのか?という記事を書いた時、川島四郎先生のたべもの心得帖にはこのように書かれていました。

麦飯と玄米どちらを食べたらよいのか?
麦飯がよいと聞いて、長年玄米を食べてきた私はどちらがよいのだろうと迷い、調べました。麦飯の麦は大麦のことで、押麦は大麦の外皮を取り除き熱処理をされてローラーでつぶされたものでした。たんぱく質が少し多く、食物繊維がとても多いのが特徴です。ビタ...

明治の初めから、日本の陸軍も海軍も、主食は麦飯でした。米七、麦三の麦飯で、世界に誇る健兵をつくってきたのです。

日本人の白米好きに合わせて麦の栄養も摂ることができ、健康に動けるよう配慮された比率だったのでしょう。3割麦を混ぜるだけでも効果があったことは覚えておきましょう。

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