聴覚障害者用のGoogle音声文字変換は素晴らしい性能のアプリです。ただ、2GBのRAMでは足りないようで、アプリを起動させてしばらく使っていると、途中から変換がおかしくなったりもたつくようになります。
素晴らしい性能のアプリ
父は高齢のためほとんど耳が聞こえません。それで、タブレットにGoogle音声文字変換を入れて使っています。
話した内容が文字に変換されて表示されるのですが、なかなか変換性能が高く、変換スピードも速く、また、変換間違いも文章が増えると自動で直してくれたりします。
このアプリ、まだまだあまり知られていないようで、父に付き添って病院で医師や看護師に見せると「こんなのがあるんですか?」と驚かれます。
近い将来、聴覚障害者にとってものすごく助かるコミュニケーションアプリになると思います。ただ、現状、少し注意することがあります。
時々、おかしな文字変換が続く
父に買ったタブレットは、HUAWEI(ファーウェイ)のMediaPad T3 8/LTE/16GBです。安かったのですが、全容量16GBで、RAMは2GBしかありません。
ウイルスバスターを使い、Gmailを設定したぐらいで、アプリは足さず、ほぼ、買ったままの状態でGoogle音声文字変換をインストールして使っていますが、容量残が16GB中、5GBを切っています。
そのせいなのか、Google音声文字変換を立ち上げて使っていると、途中からおかしな変換になったり、文字表示が結構滞ったりします。
他のアプリに比べて、このアプリは意外と重いアプリなのか、RAMが足りないので変換が滞ってしまうのかもしれません。
私はガラケーとタブレットの2台持ちで、タブレットはほとんどラジオとして使っているので、詳しくないのです。しかし、もしPCなら、この残り容量では動きが遅くなるのは当たり前だと思います。
そこで、ネットの記事を頼りに、使わないアプリを片っ端から消していきました。
Google Play 開発者サービスを消さないでください
使わないアプリを消しても1GB程度(?)しか容量が増えませんでしたが、多少マシになったかもしれません。
ところが、影響が無いように消したつもりでしたが、Google音声文字変換の画面で、音声がマイクを通して入って来ている表示は出るのですが、文字が全く表示されなくなりました。
音声が文字変換されなくなる
ちなみに、この状態でも、Google検索するときにマイク(音声)入力で検索することはできました。原因がわからないので、消したアプリを1つずつ戻すと、Google Play 開発者サービスをインストールしたところで、また、文字表示ができるようになりました。
Androidユーザーの方には常識なのかもしれませんが、知らないとこんなことをしてしまいます。気をつけてください。
RAMと全容量を増やす
全容量16GBで、RAMは2GBしかなく、残りの容量が5GBを切っていると音声文字変換はうまく動かせないのかもしれないと思い、何かよい方法はないものかと探すと、出て来ました。
仮想メモリーを増やすSwapper & Tools
Androidを高速化できるアプリとして、Swapper & Toolsがよく知られているようです。たくさん記事が出て来ます。仮想メモリーは、足りないRAMを内部ストレージの一部を使ってメモリーとして使うことです。
しかし…‥。この記事を書いている2019年10月27日現在、Google Playストアからこのアプリが消えています。そのため待機中です。
microSDカードを挿入
内部ストレージに余裕がないので、外部ストレージに仮想メモリーを作ろうと思い、128GBのmicroSDカードを挿してあります。
HUAWEI(ファーウェイ)のMediaPad T3 8/LTE/16GBは、microSDカードを内部ストレージ化できないようです。他メーカーの機種によっては内部ストレージ化できるものもあるようです。
外部マイクをためしたが使えなかった
音声文字変換が時々おかしくなるのは、多分、マイクも関係あります。意外と音をよく拾います。話をしている人のそばで他の音がしたり、テレビなどの音が混ざると出てくる文章がおかしくなります。
それで、外部マイクを使ってみようと思いました。指向性のあるマイクを使えば誤変換が減るのではないかと考えました。
USBマイクは機能しない
手持ちで、昔、デスクトップでSkypeに使っていたUSBマイクがあったので、USB-TypeAからAndroidのmicroUSB(USB micro-B)に変換するコードを買ってつなげてみました。
マイクのインジケーターは反応しましたが、どうもマイクが機能しているような感じがしません。
イヤフォンジャック経由のマイクは使えない
それで、次は、HUAWEIのヘッドセット(もちろんマイクがついています)なら使えるというイヤフォンジャックに、外部マイクが使えるのかためしてみることにしました。
HUAWEIのサポートに外部マイクが使えるかどうか聞いたら「わかりません」と言われたので、ビッグカメラに行って、かくかくしかじかと説明してマイクのサンプルを使わせてもらいました。
結果、使えるかもしれないけど、ひどく感度が落ちることがわかりました。これはだめだ。
Androidのタブレット、スマホがだめだというわけではありません。機種によって違いがあります。
まとめ
Google音声文字変換は、聴覚障害者にとって必要なものになると思います。そのぐらい性能がよいのです。
以前は、紙にペンで書いたり、小さなホワイトボードを使ったりしましたが、もう元には戻れないです。会話のスピードが全然違います。
使う時はなるべく性能がよいスマホやタブレットにインストールしましょう。