ペットボトルのふたが開けられない実家の母のために、キャップを開ける道具を探しにダイソーに行きました。ふたを開ける道具は2つあり、ペットボトルだけでなく、一般のビンのふたが開けられるようになっていました。マグネットがついて冷蔵庫に貼っておける方を買いました。
ペットボトルのふたが開けられない
先日、実家に行ったら年老いた母がペットボトルが開けられないとこぼしていたので、開けてやりました。どうやら、お年寄りにとってペットボトルのふたを開けるのはだんだんむずかしくなってくるようです。
最近、100均には何でもそろっていることを学習したので何か便利なものがないか探しに行きました。
マグネット付ビンオープナー
ダイソーに行ったらありました。マグネット付ビンオープナーです。
便利なのは、ペットボトルのキャップだけでなく、ビンのふたも開けられるところです。大きな輪と小さな輪の2つの輪がつながっていて、それぞれふたを挟み込んでねじるようにできています。ペットボトルのキャップはもちろん、小さい方に挟んでねじります。
ゴム素材で直径7㎝のビンまで使える
素材は、熱可塑性エラストマー。ウイキペディアで調べると、このように書かれていました。要はゴム。
熱可塑性エラストマー(thermoplastic elastomer)とは、熱を加えると軟化して流動性を示し、冷却すればゴム状に戻る性質を持ったエラストマーのこと。
直径7㎝までのビンに使用できます。
マグネット付きだから冷蔵庫に貼っておく
このビンオープナーの優れているところは、マグネット付きなところです。これなら、冷蔵庫に貼っておけます。大きさは片手でつかめるくらい。
ちょうど小さい輪の方に磁石がはまるようになっていて、それで全体をつり下げるような構造になっています。
引き出しに入れなくてOK
高齢者は記憶力もあやしくなってくるので、しまい込むと見つけられないことが多いのです。もちろん、うちの母もそうです。引き出しがくせ者で、どの引き出しに入れたかわからなくなってしまうらしいです。
ところが、このビンオープナー、マグネットが付いているので、冷蔵庫に貼っておけるのでジャマにならず、目につきます。すぐにどこにあるかわかりますね。
こういうアイディアって、本当に親切心からスタートしているのがわかります。私はこちらを買いました。
数年前から投げ込みチラシの中に、マグネット付きの水道業者のものが時々入って来ます。初めて見たときはよいアイディアだなあと思いました。こちらは宣伝と緊急時にすぐに見つけてもらって商売につなげるのが目的ですが。
瓶オープナー
その隣にもっと強力なのがありました。瓶オープナー。大工道具の「やっとこ」を思い出させる形状をしています。ハンドルが長いので強い力がかけられます。
このグレーの部分は、ゴムのようなやわらかくて滑りにくい素材が使われていて、瓶のふたをがっちりつかむようになっています。
4通りのふたの大きさに対応する
表裏で2ヶ所ずつ、合計4ヶ所瓶のふたを掴む部分があります。
- A:直径約7㎝~8㎝までの蓋に対応
- B:直径約5.5㎝~7㎝までの蓋に対応
- C:直径約3.5㎝~5.5㎝までの蓋に対応
- D:直径約2.5㎝~4㎝までの蓋に対応
ちょうどよいサイズのところに蓋を挟んで、取っ手を握ると力がかかって回せるようになっています。これならお年寄りでも簡単に回せるでしょう。
はちみつのふたなんかくっついてめちゃくちゃ固くなりますから、こういうのがあると便利ですね。
NOTE
ダイソーの商品は、マグネットが付いたり、ちょっとした工夫がされていてとても好感が持てます。
以前、TBSのがっちりマンデーでダイソーが特集されたことがあります。調べてみたら、2017年6月11日放送でした。
このとき印象に残ったのが、製造メーカーからの売り込みの多さと、ダイソーのバイヤーの鋭い目利きでした。メーカーにとってはダイソーに納入できれば単価は安くても大量に売れます。しかし、売り場の棚は限られているので、バイヤーはお客さんに支持される商品を仕入れる必要があります。
ダイソーの店舗がたくさん増えて、販売力が大きいのでメーカーも開発や改良にコストがかけられるのだなと思いました。