ごまの記事一覧です。
ごまはお菓子や料理などに当たり前に使われていて、珍しくもなんともないものです。しかし、昔からごまは不老長寿の源であるといわれています。はるか昔、本草書に書かれた効果を調べました。
ごまの効能を調べてみた
ごまの効用は、ゴマリグナンであるセサミンの老化防止がよく知られています。しかし、とんでもなく古い時代、神農本草経や神仙術の抱朴子からごまは実に効果的だと書かれていたんですね。 セサミンで老化防止 基本的なことをまず知りましょう。 から...
ごまにはカルシウムがとても多いです。ただし、種皮に多いので、むきごまでは激減します。種皮のカルシウムはシュウ酸と結合しているので食品分析表の半分が使えるカルシウム分だと考えるとよいです。
ごまにはカルシウムがとても多かった
ごまはたんぱく質と脂質が多い食品です。ミネラルではカルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅が多いですが、カルシウムがずば抜けて多いです。カルシウムは表皮にとても多く、むいてしまうと激減します。そのため、食べるならむきごまでなくすりごまが...
シュウ酸というと結石の原因になるものですが、ごまに含まれるシュウ酸は、シュウ酸カルシウムとなっていて難溶性です。心配ありません。
ほうれん草のシュウ酸とごまのシュウ酸は違うよ
ごまの表皮にあるシュウ酸カルシウムが気になって調べました。しかし、難溶性で胃液の中でもほとんど溶けません。シュウ酸が腸から吸収されることはほとんどありません。ほうれん草は水溶性のシュウ酸ナトリウムやシュウ酸カリウムが含まれていて、シュウ酸は腸から吸収されます。
ごまがアーモンドのようなナッツの一つだと思えば、1日20g食べたってどうってことありません。
ごまの食べすぎってどのくらい?
先日、冷蔵庫に残っていたすりごまを小松菜にかける時に、かけ過ぎかもと思いました。しかし、改めて調べてみると、ごまは、落花生(ピーナッツ)やアーモンドのような「ナッツ」だと考えるとほとんど食べすぎの心配はないことがわかりました。
よく行く乾物屋さんで聞いたのですが、現在、ごまの最高品質は、グアテマラ産のものだそうです。日本ではほとんど生産されていません。ごまの生産についてはこちらを。
ごまの原産地はアフリカのサバンナ地帯だった
ごまの原産地はアフリカのサバンナ地帯です。そこからインド中国を経由して日本に伝わったのは3000年くらい前のこと。日本は年間15万トンも輸入する国ですが、国内生産は年間100トン程度。ごまは栽培に手間がかかるようです。