スパイスカレーを自分でつくって食べよう

若い人はスパイスカレーを当たり前のように作っていますが、ある年代以上の人たちは作ったことがない人が多いようです。スパイスを揃えるのが少し手間ですが、レシピ通りに作ってみると、ルウでは味わえないカレーが意外と簡単にできちゃいますよ。

スパイスカレーを自分でつくって食べよう

いまやスパイスカレーはめずらしくもなんともない食べ物になりましたが、若い人はともかく、ある年齢より上の人は自分でスパイスカレーを作ったことがない人が多いみたいです。たしかに、カレールウで作るカレーもおいしいものです。

しかし、自分でスパイスを揃えて作るとなかなか楽しいです。

レシピはこんな本がおすすめ

私がスパイスカレーのレシピ本を知ったのは2003年の秋頃。ちょうど厄年で体調を崩しかけていたので、カレーな薬膳というタイトルを見た時に、中身をよく読まずによい本に違いないとむんずとつかんで買って来たのです。2003年出版以来、一度も品切れにならない、長く売れている本です。南インドカレーのレシピです。

この本、知り合いにプレゼントするので、当時秋葉原にあった晶文社に何度もまとめて買いに行って、最後の方は少しだけ引いてくれるようになったのはよい思い出です。

カレーな薬膳はレシピ本としても読み物としても楽しいという記事にまとめました。

カレーな薬膳はレシピ本としても読み物としても楽しい
カレー好きならご存知かもしれませんが、2003年からずっとロングセラーの本、カレーな薬膳についてご紹介します。写真はほとんどでて来ませんが、読んで楽しく作っておいしい本です。 本のタイトルに入っていた「薬膳」に反応した 2003年の秋に...

そしてもう1冊。これは最近読んだ本ですが、よくテレビにも出ていた水野仁輔さんのカレー本の中で私は、1、2番に好きです。読んでいて本当にカレーがお好きなんだなと思います。水野さんの教えてくれる裏技がなかなかよいのですよ。

水野仁輔さんのカレー本、「まぼろしカレー」はとてもよかったという記事を書きました。

水野仁輔さんのカレー本、「まぼろしカレー」はとてもよかった。
水野仁輔さんのいまはなき名店に学ぶ! まぼろしカレーを読むと、本当にカレーがお好きなんだなとわかります。カレーが好きな私にはレシピはもちろんのことですが、、玉ねぎを炒める時に塩を足すこと。ジャムをかくし味に使う。肉の表面を焼いてもあまり意味...

スパイスについて調べた

うちの冷凍庫には、スパイスが何種類かいつも入っています。ほぼ、ギャバンのスパイスです。品質がよいです。ただ、昨年だったか、自転車で行ける距離にマヤバザールというお店ができて、ムングダル(緑豆のひき割り)はそこで買うようになったので、変わっていきそうです。

普段使うスパイスについて、どんな働きがあるのか調べました。

ターメリック

ターメリックは、カレーの黄色の元になっています。秋ウコンのパウダーだそうです。ちょっとなめてみると苦い。

ターメリックの効果:カレーに使うスパイス
ターメリックについて詳しく調べてみました。主にターメリックの効果についてです。ターメリックはカレーに使うスパイスの中の一つです。 ターメリックはカレーの黄色を出す成分です。ショウガの仲間です。ターメリックはウコンといわれますが、正確に...

ターメリックは缶で買ったのですが、最近は、S&Bの赤缶のカレーパウダーを使うことが多くなりました。

カイエンペパー

カイエンペパーは、唐辛子のパウダーです。カレーの辛さはカイエンペパーで調節します。しかし、このスパイス香りもあるんですよ。

トウガラシ(チリ・カイエンペパー)の効果:カレーに使うスパイス
トウガラシはカレーの辛みをつけるスパイスです。その他に、食欲増進や新陳代謝をよくしたり、食塩の量を減らせる効果があります。そうそう、忘れるところでした。辛いものを食べると、テンションが高くなります。 子供の頃、辛いものを食べるとバカに...

クミン

クミンは、カレーの香りには欠かせないスパイスです。ムングダルカレーを作る時は、テンパリングしたクミンを最後に足します。

クミンの効果:カレーに使うスパイス
クミンの効果は、下痢やお腹の張り消化不良によいといわれています。また解毒作用があり、腎臓にもよい働きをしてくれるのだとか。クミン自体、香りがとても強いものですが、熱した油に移る香りは、とてもよいです。 クミンを噛むと、ああ、カレー粉に...

コリアンダー

コリアンダーは、香菜、パクチーの種をパウダーにしたものです。これもカレーっぽい香りがします。しかし、初めてにおいを嗅いだ時、鉛筆の芯(?)みたいなにおいだなと思いました。

コリアンダーの効果:カレーに使うスパイス
コリアンダーは、消化促進、イライラ解消、芳香健胃、駆風、消化促進、強壮効果があります。好き嫌いはありますが、いろんな名前で呼ばれています。よく使われていて人気があるのでしょう。 コリアンダーは、香菜、パクチーとしてよく知られていますが...

カルダモン

カルダモンは独特の芳香があります。実際、古くから噛んで口臭を消すために使われてきたそうです。なぜかノルウェーやスウェーデンではカルダモンをとてもたくさん使うそうです。

カルダモンの効果:カレーに使うスパイス
カルダモンは肉を使ったカレーによく使います。かなり強い芳香があります。肉のにおいを消す効果がある他には、消化を促進し、口臭をとるのにも使われました。ノルウェーやスウェーデンではカルダモンをとてもたくさん使うそうです。 南西インド原産の古...

シナモン

シナモンはアップルパイなど甘いお菓子にもよく使われますが、カレーにも使います。セイロンシナモンとカシアがあり、カシアはインドネシア産が多いのかな。セイロンシナモンの方が上質で値段も高いです。

シナモンの効果:カレーに使うスパイス
シナモンの効果は、発汗や去痰作用があり、体を温めて、血行促進、鎮静、鎮痙、抗菌、利尿作用などがあります。シナモンにはセイロンシナモンとカシアがあり、カシアの方が安いです。ただ、摂り過ぎると害があるクマリンの含有量はカシアの方がずっと多いので...

クローブ

クローブは薬のようなにおいがします。私が子供の頃、今治水(こんじすい)という歯痛止めの薬があったのですが、その成分でした。

クローブ(丁子)の効果:カレーに使うスパイス
クローブ(丁子)の効果は、胃腸や泌尿器系を温める。歯痛を抑える。防腐効果があります。 クローブは丁子、丁字(ちょうじ)、丁香(ちょうこう)とも呼ばれます。独特の芳香があります。かなり強い香り。 私は渡辺玲さんのカレーな薬膳を長年教科...

胡椒

胡椒は説明する必要がないほど一般的なスパイスですが、体を温めるスパイスです。

胡椒の効果:カレーに使うスパイス
胡椒の効果は、抗菌や防腐作用、辛味成分のピペリンは、痛みの神経に働きます。よく使われる黒胡椒はそのまま飲んだり噛めば胃の調子を整え、からだを温めます。今では当たり前のスパイスですが、大昔は貴重でとても高価なスパイスでした。 私が子供の...

カレーを食べると体が温まって元気になる

昔、カレーはインドなど暑い国で毎日食べられているので、体を冷やしてくれるものかと思っていました。しかし、実際は、お腹の中がほかほか温まります。風邪引いた時によくわかります。そして元気が出ますね。

カレーの効果を知ると毎日食べてもいいかなと思う
カレーの効果についてご存知ですか。カレーを食べると深部体温が上がり、体表温度も上がります。 さらに脳の血流量も増えるのである程度以上の年齢の方にはよい食べものです。私は毎日でも大丈夫です。 カレールウの油が気になる方は、自分でスパイスから作ると油をほとんど使わずにできます。もっとカレーを食べてもよいかなと思いました。

NOTE

ちなみに、私がいままで最多で食べているのは、お茶の水のエチオピアのカレーです。一時は、週3回食べていました。いつもチキンか豆のどちらかで、私は辛さへのチャレンジャーではないので、いつも10倍です。カレーって飽きないんですよ。一番上の画像は、エチオピアのチキンカレーです。

エチオピア@お茶の水
調子がよくない時はカレーに限る。暑い寒いは関係ない。体力が落ちている時には、刺激を与えて体温を上げた方がよいのだ。以前、寒い季節に風邪を引いた。味噌ラーメンを食べたが体がすぐに冷えた。ところが、翌日エチオピアのチキンカレーを食べたら、腹の中から温まり、背中が楽になり、急激に体調がよくなった。
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