オクラって、体によいらしいのですがあまり買いません。刻んでネバネバが出るようにして納豆に混ぜて食べるか、やはり刻んで醤油をかけてそのまま食べる程度くらいしか思いつきません。
この記事では改めて栄養成分を調べて、私自身が買いたくなるように(?)食べ方についても調べてみます。
原産地はアフリカ
ふと、私がいつからオクラを知って食べるようになったかと考えると、子供の頃にはまったく知らなかったと思います。高校生の頃に知っていたかどうかも定かではありません。
初めて食べたのは、酒を飲むようになり、居酒屋に行くようになってからかもしれません。私の場合は、きっと昭和50年代の後半、1980年代の初めくらいからです。
オクラの原産地はアフリカ。アフリカ原産というと、同じネバネバ成分のモロヘイヤを思い出します。
オクラは英語の”Okra”です。アメリカ南部には「ガンボ」というオクラを使った定番の煮込み料理があるそうです。欧米では、カレーやスープなど煮込みによく使われるそうです。
漢字では秋葵と書くそうです。葵なのか。
オクラの栄養成分
オクラの栄養成分を調べてみました。栄養成分としての特徴は、カリウム、カルシウムとβ-カロテン、食物繊維総量が多いことでしょうか。
オクラ果実生 | |
エネルギー | 30kcal |
水分 | 90.2g |
たんぱく質 | 2.1g |
脂質 | 0.2g |
炭水化物 | 6.6g |
カリウム | 260mg |
カルシウム | 92mg |
マグネシウム | 51mg |
リン | 58mg |
鉄 | 0.5mg |
亜鉛 | 0.6mg |
βカロテン | 670μg |
レチノール活性当量 | 56μg |
ビタミンD | 0 |
α-トコフェロール | 1.2mg |
ビタミンB1 | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.09mg |
ビタミンC | 11mg |
食物繊維総量 | 5.0g |
※日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用 |
ペクチン
切ると出てくるネバネバ成分です。
機能性表示食品対応版 からだに効く! 野菜の新図鑑にはこのように書かれていました。
食物繊維の一種であるペクチンは血糖値やコレステロール値の上昇を抑えたり、腸の調子を整えて有害物質の排泄をうながしたりする働きを備えているため、生活習慣病の予防・改善に役立ちます。
オクラを生以外でどうやって食べているか
私はオクラをネギのように刻んで食べるくらいしか思いつきません。どんな料理の方法があるのか知りたいです。
オクラの下処理
いつも丁寧な記事を書いていらしゃる白ごはん.comさんには、オクラの下処理とゆで方/ゆで時間という記事がありました。注意事項があります。
- ゆでる前にオクラを切らない
- オクラはガクをむき取ればヘタに近いところも美味しく食べられる
習慣とはおそろしいもので、無意識にオクラをまな板にのせるとすぐに小口切りにしてしまいそうです。切らないで茹でる。ヘタのところも食べられる。なるほど。勉強になります。
オクラをシチューに入れる
クックパッドで探しました。私が知りたいのは、煮込む料理にどうやってオクラを入れているかなのです。簡単!夏野菜、トマトとオクラのシチューというレシピを読んで、おおっ!そうなのか!と分かりました。
このレシピでは、オクラは最後に入れています。つまり、煮込む料理は下ごしらえをしたものを仕上げ前に入れるということですね。
- フライパンを熱し筋をとり一口大にきったささみと薄く切った玉ねぎをサラダ油で炒める
- オクラは塩でゴリゴリし熱湯でさっと茹で食べやすい大きさに切り、トマトは一口大にきる
- フライパンの具を炒めたら水300ccをいれ沸騰したら弱火にしシチューを入れゆっくり混ぜてとかす
- 最後にオクラとトマトをいれコショウで味を整えて軽く混ぜて出来上がり
白ごはん.comさんの記事と合わせるとよくわかります。下ごしらえして、最後に加える。オクラを煮込むのはもったいないというか、ご法度だと考えた方がよさそうです。
オクラの保存方法
水で湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れるか、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。日持ちはしないので3~4日くらいで使い切ることです。
まとめ
オクラについて調べてみなかったら、いつまで経っても生のオクラを小口切りにして納豆に混ぜるか、納豆がわりにして食べる以外しなかったと思います。
今は調べることにほとんど時間もコストもかからないのでよい時代です。
私はカレーをよく作ります。今度仕上げに下ごしらえしたオクラを加えてみようと思います。緑色はカレーの黄色によく合います。