医薬品、医薬部外品、薬用、化粧品ってどんな区別なのか調べてみた

この記事では、医薬部外品、薬用、化粧品の区別について解説します。薬用と書かれていると作用が強いのかと思っていましたが、薬用化粧品のことです。
医薬品>医薬部外品>(=)薬用>化粧品という順番で作用が弱くなります。ご存知でしたか?

シャンプー

シャンプーでかぶれたことはありますか?

シャンプーでかぶれたことはありますか?あるシャンプーを使った時に、私はせいぜいフケが多くなった程度でしたが、うちの妻は耳の上のあたりの皮膚がかぶれました。それで、しばらくはベビーシャンプーを使っていました。

あなたの髪を守る本―皮膚科医が教える危ない習慣改善法によると、かぶれについて、このように書かれていました。

かぶれは医学用語では接触皮膚炎といいます。(中略)接触皮膚炎は、肌に合わない化粧品やシャンプーを使ったために、急激に炎症が起こるものです。

炎症が起こっている部位とそうでない部位の境界がはっきりしており、炎症部位が赤くなってかゆみを伴うなど、症状が激しいのが特徴です。(中略)

シャンプーによる皮膚炎は頭皮以外にも出ることがあり、それも赤くなってかさかさするだけのこともあります。

皮膚科医は、患者さんの肩、首、顔、耳に湿疹ができていたら頭を診るようにしています。

最後の文が参考になります。頭皮はかゆくならないと意外と注意を払わないものです。肩や首、顔、耳はシャンプーで洗髪した時に洗い流したお湯がかかるところです。シャンプーは洗い上がりが石けんのようにキシキシすることはないのですが、肌に与える影響は強いです。

シャンプーにも石けんにも、医薬部外品とか薬用などと書かれていて、私は薬用と書かれているものは、洗浄力が強いのだと思っていました。かぶれた経験があるので使わないようにしていたのです。

育毛剤や育毛剤にも薬用と書かれているものもあります。どんな違いがあるのでしょう?

薄毛治療の新常識―あきらめない!薄毛は病院で治る時代には手短にまとめられていました。

一般的なスキンケア用品は、薬機法(旧薬事法)により、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」のどれかに分類され、効果・効能の範囲が明確に分かれています。

医薬品とは

医薬品は次のように説明されていました。

「医薬品」は、病気の治療を目的として医師による処方の下で管理される薬のことです。臨床試験を行い、病気の治療や症状を改善する効果が認められているもの。

配合成分やその分量、1回の使用量、使い方などが決められており、効果や安全性、副作用を厚生労働大臣や都道府県知事がみとめたものと規定されています。

医薬品は、医療用医薬品と一般医薬品に分類されます。

医療用医薬品は、医師等によって使用され又はこれらの者の処方箋もしくは指示によって使用されることを目的として供給される医薬品のことをいいます。

一般医薬品は、医師による処方箋を必要とせずに購入できる医薬品のことである。市販薬、家庭用医薬品、大衆薬、売薬などとも呼ばれます。

医薬部外品とは(薬用)

医薬部外品とつくと「医薬」に目がいってしまいますが、「部外品」です。医薬品と化粧品の間に位置する医薬部外品という分類は、日本や韓国など一部の国に限られて使用されているとウイキペディアでは書かれていました。出典

「医薬部外品」は医薬品よりも効果が緩やかなもので、厚生労働省が許可した効用のある成分が一定の濃度で配合されてはいるものの、医薬品と違って病気の治療効果は認められないものです。

つまり、ほとんどの育毛剤は医薬部外品ですが、髪の毛が生える効果は保証できませんよというものです。

さらに、「厚生労働省認可」と明記した育毛剤があります。厚労省が認可した薬用成分が入ってはいますが、必ずしも髪の毛が生えることを保証したものではないのです。

薬用とは知らなかったのですが、医薬部外品のことでした。薬用というのは、ウイキペディアによると、薬用化粧品のことです。化粧品の中でも作用があるものと考えればよいのでしょうか。出典

「薬用」と謳っている育毛剤がありますが、これも医薬部外品の育毛剤のことです。すなわち、育毛剤は医薬部外品に分類されるものが多いのですが、中には有効成分が少ないため医薬部外品とならずに単なる化粧品にしかならないものがあります。

このようなものと区別するため、医薬部外品に認定された育毛剤を特に「薬用」とつけているだけです。

薬用について知ることができたのは収穫でした。

化粧品とは

化粧品は、だいたい想像がつきますね。

化粧品とは、医薬部外品と比較してもさらに効能や効果が緩やかで、清潔にする、美化する、魅力を増す、髪の毛を健やかに保つなどの目的で使用される毛髪ケアを目的とした製品です。

NOTE

医薬品>医薬部外品>(=)薬用>化粧品という順番で作用が弱くなります。薬用とは、薬用化粧品のことで、薬用化粧品だから医薬部外品に入れてもらえるという意味でした。

知らないでいると薬用と書いてあるとすごく強いものを想像してしまいます。今の時代は、ふと疑問に思ったことは一度調べてみるのがよいですね。

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