倒立(三点逆立ち)はなぜかできるようになっていました

ヨガの逆立ち、三点倒立はなぜかできるようになっていました。私の場合は鋤(すき)のポーズを続けていたのが役立っていたと思います。

自己流でヨガをやっていた時はあまりバランス系のポーズを練習していませんでした。バランスを細かく取ることにあまり興味がなかったのです。

当時(2010年頃)、自己流ヨガ歴約7年。その間は、ほぼ毎朝同じ順番で決まったポーズを取って体をほぐしていました。

その後1年半通ったヨガ教室では、いろいろなポーズを練習した最後に、倒立と太陽礼拝のポーズをやるのが決まりでした。

倒立は三点倒立なのですが、上の写真のような形か、頭の後ろで手を組んで立つ2通りがあります。もちろん、頭の後ろで手を組んで立つ三点倒立の方がむずかしい。

恥ずかしながら、こちらはまだできないです。こういうことは教室に通っていると他の人のポーズをお手本として見ることができるので、進歩が早くなります。

しかし、上の写真のような形でなら、3回目からなぜか数分維持できるようになりました。

確か、初めて三点倒立をした日は、(安全のため)壁に向かって倒立するので、壁に足をつきながらこわごわ、ふらふらと練習した記憶があります。

しかし、2回目には安定して立てるようになり、3回目からは先生に「足を下ろしてください」といわれるまでの数分間、安定して立てるようになりました。

子供の頃、逆立ちの練習をしたのは、確か小学校の低学年の頃で、もちろんできるようにはなりませんでした。それから逆立ちの真似ごともした記憶はありません。

なぜ、練習もせずにできるようになったのかな?

思い当たるのは、毎朝鋤のポーズをやっていることです。鋤のポーズは途中で足を直立させて少しの間、保持するのですが、それが微妙なバランスを取る練習になっていたのだと思います。

そして、頭頂を接地させる場所も、ちょうどよいところがあるのです。

昔、40年くらい前の高校生の時に、なぜかクラスで坊主刈りでなくお坊さんみたいに頭を剃る(本当にカミソリで剃髪です)のが流行り、私も床屋さんで剃ってもらって来たことがあります。その時、教師に頭の形がよいとほめられました。

それで、自分の頭にはあまりひどい凹凸がないことがわかっているのですが、倒立すると、頭が接地に都合がよい部位(といってよいのか場所)があるのです。感覚的に、頭頂の両脇というか・・・。そこで体重を支えると、調子がよい時はピタリと静止する感覚があります。

子供の頃、本を読んでタマゴを立てる練習をした人がいらしゃると思いますが、それより頭の接地ははるかに簡単です。

そして、頭は案外(物理的に)柔らかいものだなと思いました。うまい具合に立てると、首への負担もほとんどありません。そして慣れてくると、両手を離しても頭だけで立てるのではないかと思える時があります。(冒険家ではない私はそんなことはしませんが)

バランスのポーズが面白いのは、普段より自分の体のクセがわかるところです。逆立ちすると、普通に立っている時に右の腰が詰まっているんだなあとか、全体のバランスが右に寄っているんだなあ、などと感じます。新しい感覚から自分の体を観察できます。

すぐに忘れてしまうのですが、普段と違う感覚を味わうと、自分のからだのアンバランスさを矯正したいと思います。

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