よくなったと思うところまでやる

継続は力なりと昔から言われますが、ヨガを継続することができるようになっても安心しないで下さい。何となく続けないように。何となく毎朝15年続けた私は思います。

ヨガが毎日の習慣になったら慣れに気をつける

毎日継続するには、どんなポーズをやるかメニューを決める必要があります。

それができるようになると、今度は気をつけなければいけないと思うことがあります。「慣れ」です。

慣れてしまうと、メニューをこなして満足してしまうようになります。もちろん、最初は動きを覚えて習慣にするまで慣れることが必要です。

しかし、その段階が過ぎたら、もっと観察眼をもたないといけないなと思います。私がヨガを再開したのは2003年の秋から。2018年の今まで、ほとんど毎日同じメニューをこなしています。最近、そのことを強く思うようになりました。

多分、同じメニューをこなしていても、健康維持にはそれなりに意味があると思います。毎朝、一度体を柔らかくして、血の巡りをよくすることが健康維持に悪いわけがありません。確かに背中がやわらかくなります。

もう、次にどんなポーズを取るのか考えなくても覚えています。

常に変化を求める

しかし、その次に必要なのは、今よりも少しでも曲がるように、やわらかくするように、完成度を上げる意識です。

このようなことを書くのは、ほぼ毎朝やっているのに、ここ何年もあまり自分の意識に変化を感じないからです。つい、メニューをこなせばよいと考えていました。

そうすると、ずいぶん昔の会社みたいですが、始業前にラジオ体操をやっているのとあまり変わりません。

たとえば、PCのキーボードを打つのが毎日のことになっている時代に、もし、今日から小学生みたいに習字を始めたら、まともに文字を書けると思えないので、ものすごく不自由さを感じると思います。

すると、手を動かすことや指先に力を入れたり抜いたりすることにとても神経を使うことになります。多少慣れるまでイライラしたり、くたびれると思います。

しかし、それが手や腕や神経に新しい刺激になり、うまくできないことで上達への意欲が湧きます。ものごと、変化がなければいけません。

今日の一番よい状態を求める

この頃気をつけているのは、曲げるのも延ばすのもねじるのも、今日の体で一番いけるところまでやるようにしています。

ただ、過去にギックリ腰になったり、股関節の筋を切ったことがあるので、そうならないように自分の感覚で加減しています。

回数も機械的に○○回と決めるのではなく、今日のよいところまで。ああ、よい感じになったなと思うところまで繰り返すようにしています。

今は、背骨を腰から頭までねじることに興味があるのですが、だんだん、背骨を感じることができるようになってきました。もちろん、背骨1個ずつを感じるような細かい感覚は全然できていないですが、上で書いた習字の話と同じす。

感じる意志を持って毎日やれば、感覚は今よりも鋭敏になるのは間違いありません。

健康のためにヨガをやると考えると、何となくこの辺でいいかなと思ってしまうのですが、これでいいやと思うと私のように15年間進歩が止まってしまいます。

毎日ヨガをやるなら、ルーティンにしないで、上達という変化を求めるようにしてくださいね。

まとめ

毎日ヨガをやることは、案外、むずかしいかもしれません。しかし、毎日の習慣にできるようになっても油断しないで下さい。

毎日の習慣にできてもメニューをこなすような感覚ではもったいない。

15年なんとなく毎朝やっていた私なので、声を大にして言いたいです。上達することを求めないと、せっかく毎日、何年やっていても変化を感じられなくなります。

変化を求めて上達しようという気持ちを持って下さい。

タイトルとURLをコピーしました