私は毎朝のヨガに1時間程度、時間をかけています。慣れてしまうとルーティンになってしまうので、たまに長時間続けて体をよく観察するようにします。毎日15分でもよいという方がいらっしゃいますが、私は、それでは足りません。
いつもだいたい1時間やっています
ヨガをするときは最低何分、何時間なんて基準はつくっていませんが、私の場合、一通り毎朝やるメニューにしているポーズをこなすと、だいたい1時間くらいかかります。
私は腰痛持ちなので、左右にねじるポーズはかなり念入りにします。多分一番時間をかけているかもしれません。
忙しい時は30分くらいに端折る時もありますが、たいてい1時間はやります。1時間やらなければいけないという義務感はありません。一通りやると、その方があとで体が快適になるので、それを求めています。
毎朝こんなポーズを練習しています。
- 子どものポーズ(正座して上半身を前に倒し、おでこを床につける)
- 足指と足首回し
- 足指の開閉
- 左右ひねりのポーズ
- 合蹠のポーズ
- 左右膝に頭をつけるポーズ
- 背中を伸ばすポーズ
- 仰向けの英雄のポーズ
- 肩立ちのポーズから鋤のポーズ
- (太陽礼拝のポーズ)
もう自動化しているので、ヨガマットを敷いて正座すればその気になって体が動き出す感じです。
毎日同じポーズをやっていてよいのかな…と思わないでもない
ヨガを、1時間やることに意味がないなんてことはありません。何もしないことに比べたら、終わればふくらはぎが柔らかくなり、体が温まり、体が楽になっています。
しかし、2003年の秋から毎朝ヨガをやるようになって思うのは、自戒をこめて書きますが、ただこなすだけでは進歩が途中で止まってしまうのです。
せっかく毎朝やるなら、自分の体が調整できて発見があるようにしたいです。毎朝やっていても、「いつもと同じ」だと単なるルーティンになりやすく、発見がなくなります。手の込んだラジオ体操をやっているようなものになります。
たまに長時間やると自分の体への観察力が増す
ではどうしたらよいでしょう。私の場合は、たまに同じポーズを時間をかけて繰り返しやります。こうするといやでも自分の体をていねいに観察するようになります。2時間とか3時間とか時間がかかりますけれども。
そんな機会を作ると、その後しばらくの間、毎朝のヨガでも体をよく観察するようになります。
15分でもよいですよとはいえない
ヨガをこれから始めようという人に、毎朝15分でもよいですとアドバイスしている記事を見かけることがありますが、私はちょっと同意できないです。
世の中にはとても優秀な人がいて、バツグンの集中力と観察力があり、そういう人は短い時間でコツをつかんでしまいます。しかし、私のような凡人は、子供の頃漢字を何度も書いて覚えたようにしつこく何度も繰り返さないと要領を得ないのです。
なんでもそうだと思いますが、凡人が上達するにはひたり込む時間が必要です。
しかも、体の固い人がヨガを始めると、自分の体に失望してしまうかもしれません。(私もそうでした)
がっかりして止めないように、最初の頃は、定期的にヨガ教室に通うか、毎日できなくても、例えば週末にたっぷり時間を取ってヨガにひたり込むことをおすすめします。
そうすると、毎朝15分のつもりで始めても、それでは満足できなくなると思います。
時間に縛られず体の変化を観察を
ヨガをするときは、時間に縛られるより、毎回体をよく観察するようにした方がよいです。もちろん、どこまで曲がるかとか、どこまでひねることができるかということも含まれます。やり過ぎるとギックリ腰になったりしますが。
私の場合、ヨガを始めたばかりの頃、河原に転がっている岩を使ったボルダリングがうまくなりたいので膝と腰を柔軟にすることを目標にしていました。
垂直に近く、手がかりや足がかりがあまりない岩に張りつくには、膝と腰が柔らかくないとはがれるように落ちてしまいます。登れるようになることは体の柔軟性が増したということだったので、継続できたのかもしれません。
今の興味は、あちこちに書いていますが、体の左右差の矯正と、歩くときに右足の接地感の矯正です。