息を止めることに目覚めた時

ヨガのポーズをとる時は、たいてい息を長く吐きます。息を吐くと体がゆるみます。

それはとても当たり前のことで、呼吸をゆっくりすればよいのだろうと思っていました。しかし、それ以上に呼吸をコントロールしようという気持ちはほとんど思っていませんでした。

呼吸がひょっとすると(心の底から)大切なのかと思ったのは、息を止めることが大事なのかも知れないと気がついた時からです。

私が気がついたのは、太陽礼拝のポーズをしている時でした。最初に上体を反らしたあと、手を床に着けるまで体を前屈しますが、一番深く曲げた時に息を止めると具合がよいのです。

吐いたままにしてすぐに吸い始めるより、吐き終わって少し息を止めると体の感覚がよくわかるのです。息を止めると体が固定されるような感じがあるからかもしれません。この感覚がわかってから、それまで私は自己流のヨガしかやったことがなかったので、刺激がほしくてヨガ教室に1年半通いました。

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