鋤(すき)のポーズで腰痛を改善したい

鋤の(すき)ポーズは、首(頸椎)に刺激が大きく、頸椎に刺激をあたえるポーズなのかと思っていたのですが、完成形に至るまでは、背骨全体に影響があるんだなと思うようになりました。

若い時の担ぐ「重さに挑戦」はあとで腰痛

私は若い頃山小屋でアルバイトしていました。必要になると、歩荷(ぼっか)といって荷物を自分たちで担ぎ上げていました。

面白いのでどのくらい担げるか重さに挑戦していると、15キロでヒーハーいっていたのが、割と短期間に50キロくらい担げるようになります。

その時は楽しくてよいのですが、あとで私は腰痛持ちになりました。

腰骨に「ずれ」ができる

自分で背骨をさわっていくと、腰に近いところでずれているのがわかります。疲れがたまってくると、時々、腰痛が出て来ます。

ほとんど毎朝ヨガをやっていますが、左右のねじりと鋤(すき)のポーズは毎朝のルーティンに入っています。上の画像は鋤(すき)のポーズの完成形です。

以前、たまに調整してもらっていたカイロプラクティックと整骨院の先生には、骨はズレているけど、年齢の割に骨がよく動くといわれていました。私は自分の体のことしかわからないけど、年齢とともに、だんだん骨の動きが悪くなり固まってくるのだそうです。

ヨガを始めた時は、早く体が柔らかくなってポーズの完成形ができるようになるといいなと思うので、少し無理しても完成形に近づけようとします。鋤のポーズも初めて足が床についた時は嬉しかったです。

しかし、腰痛持ちの私は、いま別なことを考えています。

鋤のポーズは鉄棒にぶら下がるよりも効果的かも

鋤のポーズの完成形までゆっくり足を床に下ろしていく時、じわじわとゆっくりと下ろしていくと、つま先が床に着くまでの間、腰骨も含めた背骨が伸ばされます。

つま先が床に着くと、つま先が支点になるので、背骨が伸びなくなる、いや、着地するので少し縮んでしまうかもしれません。

もし、背骨を1個1個伸ばすことができたら、腰のあたりの背骨のずれを矯正できるのではないかと思っています。

鋤のポーズは寝転んで逆転して完成させるのですが、背骨には鉄棒にぶら下がった時のように伸ばす作用があります。

もし鉄棒にぶら下がったら肩から下の背骨だけが伸ばす対象になりますが、鋤のポーズの場合、首、頸椎から伸びます。これはすごいなと思います。

つま先が着地するまでに妙味があるんだなと最近思います。

まとめ

鋤のポーズを練習し始めた時は、首、頸椎を伸ばすためのポーズだと思っていました。やってみるとわかると思いますが、一番の刺激は、首にあります。

しかし、私のように腰痛持ちでヨガをやっている方は、鋤のポーズによって、つま先が床に着くまで腰骨も伸びるのを感じられると思います。

それをじっくりと味わい、つま先が着地するまでが腰骨の矯正する時間なのだと思うとよいと思います。

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