花粉症の季節。鼻が詰まったり鼻の調子が悪い方もたくさんいらっしゃるでしょう。私も花粉症です。
そんな時は、鼻うがい、ネティと呼ばれる浄化法がおすすめです。楽になります。塩水を右の鼻から入れて左の鼻から出す浄化法です。今は、花粉症の人が多いので、ほとんど説明はいらないかもしれません。
しかし、初めてやるときは、耳の方に水が入っていかないかとこわいものです。少しの量の塩水から始めれば、それほど恐怖を感じません。そして、すぐに慣れますよ。
注意事項は、塩水を使わないと、鼻の中が痛みますので必ず塩水を使うことです。
鼻うがいをするには、ネティポットという専用の「じょうろ」みたいな器具があります。値段はまちまちですが、ものによっては、割とよい値段がします。
ちなみに私は、昔からある薬のみ器を使っています。これはお近くの薬局に行くと買えます。なかなか具合がよいです。
私は片鼻500mlずつやっています。
500mlのペットボトルに水を入れてそこに塩を適量入れてふたをしてよく振って溶かします。厳密にやるなら、生理的食塩水は0.9％なので、500mlの水に対して4.5gの塩を溶かせばよいのです。
そもそも始めたきっかけはわりと鼻が詰まりやすかったからです。鼻が通るようになるとにおいがよく分かり、頭も軽くなってなかなかよいです。
風邪を引いたときなど、最初はドロッとした透明な鼻水が塩水と一緒にでてきますが、それを毎回出していると鼻の通りがよくなります。
また、私は、上の奥歯の根っこが顎の上にある空洞にでているらしく、抜歯したときに急性副鼻腔炎（蓄膿症）になったことがありました。黄色いにおいのある鼻が出て、耳鼻科に行って抗生物質をもらってもなかなかよくなりませんでした。
それで、あるときからまとまった量の塩水を両鼻に通すようにしたら、ある日、鼻がムズムズして、無意識に鼻を吸い上げるような動作をしたら、奥にたまっていた膿が口の中にドッと出て来て治ったことがありました。
そんな劇的な（？）経験をしたので、鼻うがいはよいものだと思っています。
ただ、この話には後日談があります。
それから数年後、上の親知らずを抜歯したら、またもや蓄膿症になってしまいました。前の経験があったので、毎日ある程度の量の塩水を両鼻に通していましたが、今度はなかなかよくなりません。
黄色い鼻がたくさんでてくるようなことはなかったですが、どうしてもすっきりよくならない。レントゲンを撮ると、目の裏側まで膿がたまっていて手術まですすめられる始末・・・。
結局、飲んでいた抗生物質を別なものに替えてもらったら、1日か2日でピタリと止まりました。薬は効くなと思ったものです。
鼻うがいはよいものですが、蓄膿症には万能ではありません。
また、鼻うがいは、長時間本を読んだり、PCの画面を見て目や頭が疲れたときにも有効です。かなりすっきりします。
そうそう、鼻づまりしている時は、左右にねじるポーズを繰り返すと鼻が通るようになります。