おいしい水を毎日少し多めに飲むことは体のためによいことです。お茶やコーヒーでなくただの水を飲むことが大切です。ゆるい糖質制限がすすめられる時代に水を飲むことは血糖値を上げないために役立ちます。水道水をおいしくするためには、水をためた容器に木炭や竹炭を沈めたり麦飯石を入れる方法があります。
おいしい水を毎日飲みたい
最近、子供の頃飲んでいた水がとてもよい水だったことを知りました。上流にほぼ民家がなく、汚染されていない山から流れて来た水だったんだなと思いました。
若い頃、山小屋で働いていたので、水は天水(雨水)だったり、湧き水だったり、沢の水だったりしましたが、いままで飲んで来た中で一番おいしかったと思えるのは、半年、毎日飲んでいた八ヶ岳の根石岳山荘の湧水です。地図リンクも載せましょう。
地図を見るとおわかりになると思いますが、この小屋は、八ヶ岳の主稜線、根石岳と箕冠山(みかぶりやま)に挟まれたところにあり、地盤に粘土が入っているので、雪が解けた後、また寒くなるまでの間、湧水が使えます。ほとんど草もない砂礫の間を通ってくる水は、いつもとても冷たくておいしかった。そんな経験をしました。
おいしい水を毎日飲みたいものです。
自転車で走っているうちに水を飲むようになった
私は自転車が趣味で、2002年からロードに乗って走っています。
走っているとのどが渇きます。最初はペットボトルのスポーツドリンクを買って飲んでいました。そのうち甘い味に飽きてしまって、お茶を買って飲むようになりました。何種類かの茶葉が入ったお茶が好きで飲んでいたのですが、やはり途中で飽きてしまいました。途中で香料が気になるようになりました。それと、お茶を飲んでいるとトイレが近くなるような気がしました。
その後は、自転車用のボトル2本に水を入れて走っています。自転車に乗って走りながら、水が一番よいと思うようになりました。
ただの水を飲むのが大切
ヒトが動物だと思えば、水を飲むことが大切なことがわかります。健康維持のために水を飲もうを書いた時に、お茶でもコーヒーでもスポーツドリンクでもなく、ただの水を飲むことが大切だと知りました。
糖分が入っているのはよくないと思いますが、それまでは、お茶でもコーヒーでも水分として1日に飲む水の量にカウントされるのかと思っていました。
ただの水を1日2リットルぐらい飲んでおくとよいそうです。
多摩川沿いを走っているうちに多摩川の水について知った
多摩川沿いに、多摩川サイクリングロードがあります。羽田から50キロ先の羽村市まで走ることができます。
途中で何ヶ所か水処理施設のそばを通りますが、少し下水のような特有のにおいがします。ああ、ここから処理水が出て川の水と混ざっているんだなと思っていたのですが、多摩川の水は、羽村取水堰(せき)で、8割ほどが抜き取られて、それ以上の処理水が羽田に向かって流されているのだそうです。知った時は本当にびっくりしました。
ところがハイテク農業技術を持つ砂漠の国、イスラエルではもっとすごい技術ができあがっていました。処理水をもっと高度に処理した再生水をつくり、それを農業用水として使用しているのです。こういう技術はしびれます。
洗い物をして汚れを落とすのは水だと思うと、体の中も同じだなと思う
ある日洗い物をしていて、洗剤は使っているものの汚れを落とすのは水なんだなと思いました。昨日掃除しても、今日ホコリがうっすら机の上に落ちています。世の中ずっときれいなものはない。
体の中は空気とは直接ふれているわけじゃないけど、きっと同じだろうと思いました。パイプに水を通すように、体の中にも毎日水を通していないと汚れがたまってしまう。
そんなことを思っている時に、病気を治す飲水法という本を読み、「病気を治す飲水法」を読んでみたという記事を書きました。
ホントかな?と思う部分もありますが、ただの水を普段より少し多く飲むだけだからよいのです。
水を飲むと血糖値が下がる
10年前は極端な食事だと思われていた糖質制限ですが、ロカボという軽い糖質制限食は、今や一定の支持を得ています。
ロカボでは、血糖値を大きく動かさないようにすることがすすめられています。その助けになるのが水です。水を飲めば、単純に血中の糖の濃度が薄まり、それだけで血糖値が下がります。医者が教える食事術 最強の教科書を読んだという記事を書いた時に知りました。
水道水をおいしくする
いまは、家庭の水道の蛇口に浄水器がついているのが当たり前になりました。数千円で買って一定期間毎に、フィルターを取り替えながら使います。
それほどおいしくなったという実感はないですが、少し安心できます。
1990年代のことを思い出すと、手軽な浄水器はまだほとんどなくて、やかんに木炭や竹炭を入れ、水を入れてしばらくおいて浄化したり、麦飯石を買って来て入れて使っていました。
考えてみると、木炭を使う方法はかなり安上がりです。そんなことを思い出して、「水道水に木炭を入れて浄化する」って昔、流行ったけど、どうなったっけ?という記事を書きました。
木炭を少しまとめ買いすると、すごく安く水の浄化ができますね。バケツか何か大きな容器は必要になりますけれども。
麦飯石が今は100円で買える
今年、たわしを買いに行ったことがきっかけになり、急に100均に興味を持つようになりました。それまでは、タッパーのような容器を買ったことしかありませんでした。アイディア商品がいろいろあるのです。
売り場で、観賞魚用の麦飯石を発見しました。250g入りで100円(税抜)です。ああ、懐かしい。昔、麦飯石を数千円で買って、やかんに入れて使っていました。ミネラルが増えるとか、それほど信頼性の高い話ではなかったけど、気休めに使っていました。
ただ、冒頭書いた通り、砂礫を透過してきた水はおいしくなるのです。早速買って来て、麦茶をつくるポットに入れて使っています。
青いビンに入れて日に30分当てる
これも毎日やっていることなのですが。青い一升瓶に水道水を入れ、日に30分以上当ててから飲み水に使っています。ブルーソーラーウォーターというらしいです。
育毛に役立つとか、潜在意識をクリーニングするとか、ホントかよ?と思うような話を読み、すぐにやってみたのです。お金のかからないおまじないみたいなものです。
しかし、心なしか水道水特有のピリピリした舌触りはまろやかになるのは確かです。
きれいな水でなければ嫌われる
おいしい水を毎日たくさん飲みたいと思いながら書いて来ましたが、飲み水が汚くにおいまであると、水が嫌われるばかりか、水を飲む人が変人扱いされた時代があったようです。もちろん、日本での話ではありません。欧米での話です。
水代わりに酒を飲むのが普通のことだったそうですが、酒を飲むとあとでひどく喉が渇きます。そんな時はどうしていたんだろう?と思います。水が嫌われている時代があったという記事に書きました。
日本は1970年代、公害で川がひどく汚れていた時代があります。しかし、おおむねきれいな水に恵まれている国です。