図解入門よくわかる栄養学の基本としくみ

ビタミンについて簡単にまとめて話してくれといわれた時に使った『図解入門よくわかる栄養学の基本としくみ』をご紹介します。むずかし過ぎず、かんたん過ぎない。やたらと構造式が出てこない本です。

栄養

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栄養について読むなら最初の1冊

最初に読むならこれがよいです。図が多くて読みやすい。

こんな内容が書かれています

対象はこのように書かれていました。一般の方(私のこと)は、ネットで用語を調べながら読む必要が時々ありました。

本書は医療系、家政学系の学生はもちろん、栄養に関心のある一般の方も対象にした栄養学の入門書です。

全335ページ。10章に分かれていて各章はこのような内容で書かれています。

  • chapter 1 栄養とは何だろう?
  • chapter 2 消化器のしくみ
  • chapter 3 三大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)
  • chapter 4 ビタミンのはたらき
  • chapter 5 ミネラルのはたらき
  • chapter 6 その他の栄養素
  • chapter 7 栄養素と遺伝子
  • chapter 8 病気と栄養
  • chapter 9 運動と栄養
  • chapter 10 栄養のウソ、ホント

さらに、この本を読む人が(きっと)一番気にかかるビタミンとミネラルについては、このようなタイトルがつけられています。サブタイトルから何となく書かれていることの感じがわかるとよいですが。

chapter 4 ビタミンのはたらき
4-1 ビタミンの発見―病原体のない病気とは?
4-2 ビタミンA―感染症の予防に役立つ
4-3 ビタミンD―骨を丈夫にするために
4-4 ビタミンE―抗酸化作用をもっている
4-5 ビタミンK―血液凝固に関係している
4-6 水溶性ビタミンとは―過剰症はないけれど……
4-7 ビタミンB1(チアミン)―欠乏では心不全、神経疾患
4-8 ビタミンB2(リボフラミン)―脂質代謝に重要な補酵素
4-9 ビタミンB6―酸化還元反応などの補酵素
4-10 ビタミンB12(コバラミン)―胃の異常で欠乏症が生じる
4-11 葉酸―核酸合成には欠かせない
4-12 ナイアシン―エネルギー産生に関わる
4-13 パントテン酸―糖、脂質代謝の中心
4-14 ビオチン―アトピー性皮膚炎に有効
4-15 ビタミンC―コラーゲンの合成に必要

chapter 5 ミネラルのはたらき
5-1 ナトリウム(Na)―体液量と深い関係をもつ
5-2 クロール(Cl)―血液中で一番多い陰イオン
5-3 カリウム(K)―細胞内に一番多いイオン
5-4 カルシウム(Ca)―骨に大事なだけでなく……
5-5 リン(P)―カルシウムと密接に関わる
5-6 鉄(Fe)―酸素を運ぶ重要なミネラル
5-7 マグネシウム(Mg)―骨や歯の形成に欠かせない
5-8 亜鉛(Zn)―一番不足しやすいミネラル
5-9 銅(Cu)―酵素反応に必要なミネラル
5-10 その他の微量栄養素―生体に必要な、意外な金属

この本を読んだきっかけ

ある時、ちょっとビタミンについて簡単にまとめて話をしてくれといわれました。それまで全く関係のない部署で仕事をしていたので、これは困った。

話をするのは1ヵ月以上先のことだったので、本を探して読み始めました。しかし、いわゆる『健康本』を読んでもビタミンが豊富な食べものの話ばかりで、働きについて詳しく書かれた本はあまりないのです。

私は共通一次世代。受験科目が5教科7科目あり、理科は生物Ⅰと化学Ⅰを選択していたおかげで、記憶のかなたに少しだけ理科の知識の痕跡が残っていました。

学校教育で栄養は習わない

気を取り直して、高校生が読むような理科の薄い参考書を読んでみましたが、炭水化物、脂質、タンパク質の分解(消化)について書かれているものの、ビタミンなど出ていません。

そういえば、ビタミンCはレモンに多いと昔から知っていても、ビタミンって習った記憶がないことを思い出しました。

そこで、近くにある一番大きな書店、神保町の三省堂に本を探しに行きました。

栄養学はあまりポピュラーではないのか

本棚を見て歩くと、われわれのような一般人が読む健康本以外の棚に、ビタミンなど栄養に関する本はないのです。

栄養士さんや管理栄養士さんの受験用テキストや参考書の棚にいろいろありました。いまのような健康時代に栄養の本が、受験参考書のような扱いなのかと不思議な感じがしました。

内容がむずかし過ぎず、簡単過ぎない

私が必要だったのはビタミンについての説明だったので、片っ端から見ていきました。その中で選んだのがこの本です。

当時は、化学の勉強をしていないので、構造式が出てこないことが絶対条件でした。化学の知識を前提に説明されてもわかりません。

その次に、簡単過ぎないこと。あまりに簡単な説明だと自分の中で疑問が生じてくるからです。筋道が説明されていないと理解しにくい。

ページ数は300ページ以上と厚かったですが、内容はコンパクトにまとまっていてよいと思いました。

まとめ

ビタミン、ミネラルに関して大まかに、でも、少し深く知るには、この本が一番よいと思います。発行されて時間が経っていますが、栄養に関しての知識はそれほど変化するわけではないので、気にする必要はありません。

これ以上深く知るため、たとえば、βカロテンはビタミンAの前駆物質といわれますが、どんな違いがあるのだろうと思う方がいらっしゃると思います。具体的に知るには、構造式を見比べることになります。少し、化学を勉強することになると思いますが、それはそれで、なかなか面白いと思います。

ちなみに、βカロテンはビタミンAの構造式の違いはこの記事に載せました。

この記事では、ビタミンAの種類と、ビタミンAの作用と欠乏した場合に期待できる効果、1日の摂取量、ビタミンAが多い食品、過剰摂取には害があるこ...
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