ゴボウのアク抜きはほどほどにしよう

きんぴらゴボウがおかずにあるととても嬉しいです。また豚汁を作るときは、ゴボウは脇役とはいえ、いてもらわなくてはいけない役者です。

ゴボウに解毒作用があるなんて、栄養成分からはわからないことです。

ごぼう

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ゴボウの選び方

ゴボウのうまみは、皮につまっています。水にさらすと皮からうまみ成分が抜けて、せっかくの風味が落ちてしまうので、泥を洗い落としたものではなく泥つきのものを選んでください。

また、表面が乾きすぎてしわがよっているもの、持ったときにやわらかくてへなへなするものは鮮度の悪い証拠です。かたすぎるものは筋っぽく、食感が悪いので避けましょう。(出典|農家に教わる野菜ごはん

ゴボウの栄養成分

ゴボウは繊維質のかたまりかと思っていましたが、意外とカロリーがありました。カリウムが多く、カルシウムもそこそこ、マグネシウムもあります。骨によさそうですね。

しかし、なんといっても食物繊維が多いです。

100gあたりの栄養成分
出典
ごぼう根生
エネルギー 65kcal
水分 81.7g
たんぱく質 1.8g
脂質 0.1g
炭水化物 15.4g
カリウム 320mg
カルシウム 46mg
マグネシウム 54mg
リン 62mg
0.7mg
亜鉛 0.8mg
レチノール活性当量 Tr
ビタミンD 0
α-トコフェロール 0.6mg
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.04mg
ビタミンC 3mg
食物繊維総量 5.7g

食物繊維

野菜に含まれる食物繊維の多くは不溶性ですが、ごぼうには、これに加えて水に溶ける水溶性食物繊維が豊富に含まれています。

水溶性食物繊維、イヌリンは、血糖値の急激な上昇を抑えたり、コレステロールと結びついて体外に排出するなど、生活習慣病全般に効果的といわれています。

また、不溶性食物繊維リグニンも豊富に含まれています。リグニンは、便秘改善や大腸がんの予防にも効果的といわれています。(出典|機能性表示食品対応版 からだに効く! 野菜の新図鑑

ゴボウの効果効能

薬剤師であり、あん摩指圧マッサージ師でもある橋本紀代子先生のたべものはくすりにはこのように書かれていました。

ゴボウを食用にするのは日本だけです。中国ではゴボウの種を「牛蒡子」(ごぼうし)といい、漢方薬として用います。

ダイエットに役立つ

ゴボウにはイヌリンというフラクトオリゴ糖の一種が含まれますが、体の中でブドウ糖に変化しにくいので、肥満予防の効果や食後の血糖上昇を抑える効果、利尿作用などがあり、糖尿病に悩む方の食餌療法にとても適した野菜といえます。

糖尿病の治療薬に使われてきた歴史は古く、すでに1500年も前の中国の薬物書にそのことがシルされています。

解毒作用

ゴボウには解毒作用もあり、食肉の中毒の際には、干した根または生の根を煎じて飲めばよいとされています。

肉とゴボウの組み合わせは味が良いだけではなく、食中毒の予防という意味があったわけです。むくみにはゴボウのタネを炒って粉にして服用したり、煎じて飲んだりします。

ヨーロッパでは根が利尿剤、発汗剤として使われるほか、根の抽出液を毛生え薬として用いています。

江戸時代に、黒い色の野菜には精力増強作用があるといわれ、ゴボウも精がつくと信じられていました。今ではその作用がアルギニンという性ホルモンの分泌をうながす物質によるものであることもわかってきています。

おできや吹き出ものに

ゴボウの根を煎じて飲むと、おできや吹き出もの、のどの腫れなどにも効果があります。おできには葉を貼ったり、根のしぼり汁を直接つけたりします。

また盲腸(虫垂炎)のときには、ゴボウの根をハコベいっしょに煎じて服用します。

また、自分で採れる薬になる植物図鑑にはこんなことが書かれていました。

秋に、成熟した果実を採取して種子を取り出し日干しにしたものを牛蒡子(ごぼうし)、または悪実(あくじつ)という。葉は8月ごろ、根は秋から春にかけて必要時に採取して用いる。

化膿性の腫れものやのどの痛みに、乾燥させた種子1日量5~8gを200mlの水で半量になるまで煎じ、3回に分けて食間に服用する。

利尿、むくみには、乾燥させた種子の粉末3~6gを1日3回に分けて服用する。

葉には消炎、鎮痛作用があり、神経痛や関節炎には生の葉を焙って患部を温湿布するとよい。

根は食物繊維を多く含み、食用すれば便秘の改善や大腸がんの予防に役立つ。また、利尿作用および血糖値を下げる作用のあるイヌリンを含んでいるので、糖尿病にも有効とされる。

風邪の初期やにきびの予防に

世界一やさしい! 野菜薬膳食材事典には少し変わった効果が書かれていました。

熱を冷まし、のどの腫れや痛みをとる作用があります。風邪の初期に、また声がかすれて出にくいときにもよいでしょう。

痰の切れをよくし、喉を楽にする効果も期待できます。また、にきびなどの皮膚の化膿を予防する効果もあり、便通も改善します。

ゴボウの保存方法

泥つきゴボウは、新聞紙で包み、冷暗所に立てて保存。1週間ほどで食べきりましょう。洗いゴボウや新ゴボウは、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室に入れ、2~3日で使い切りましょう。

まとめ

買って来たゴボウはアク抜きをしますが、アクの主成分は抗酸化作用を持つポリフェノールの一種なのだそうです。水に長くつけてアク抜きするとこれらの成分も抜けてしまいます。

アク抜きは3分以内に。また、油で調理すれば油がアクを抑えてくれるので、アク抜きの必要はありませんと、機能性表示食品対応版 からだに効く! 野菜の新図鑑に書かれていましたよ。

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