栄養の記事一覧です。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの中にある
ヨウ素は甲状腺ホルモンの中に含まれています。ヨウ素はコンブを始めとする海藻に多いです。ヨウ素が欠乏すると甲状腺の異常肥大や甲状腺腫を引き起こしますが、日本人は世界でもまれな高ヨウ素摂取集団なので、ほとんど心配はないでしょう。過剰摂取すると、...
リンはカルシウムとバランスをとるために摂りすぎに気をつける
リンは骨に多く存在するミネラルです。その他、DNA、RNAや生きるエネルギーであるATPの中にも含まれています。リンは普通の食事では不足することはなく、食品添加物にも使われているので、摂りすぎるかもしれません。摂りすぎると、副甲状腺ホルモン...
ナトリウムは通常の食事で不足することがないミネラル
塩を減らせともう何十年もいわれています。ナトリウムは通常の食事で不足することがないミネラルです。成人男性1日食塩7.5g未満、成人女性1日食塩6.5g未満が目標です。昔よりさらに少なくなりました。ナトリウムの多い食品は、塩っぱいのが特徴なの...
カリウムはもっと摂るようにすすめられているミネラル
カリウムは必要なミネラルであることはよく知られていますが、もっとたくさん摂るようにすすめられていることまでは知りませんでした。カリウムの食事摂取基準では、成人男性で1日3g以上、成人女性で1日2.6g以上を目標値とされています。野菜でよいの...
モリブデンは酵素を補助するモリブデン補欠因子に含まれているミネラル
モリブデンは、いくつかの酵素の働きを、ビタミンのように補助するモリブデン補欠因子に含まれています。食品の中で、特に豆類に多く、大豆、緑豆、ささげ、らいまめ、えんどうまめなどに多く含まれています。そのため、日本人のモリブデン摂取量は欧米人より...
クロムは今後も必須栄養素であるかどうかわからないミネラル
クロムは3価クロムが食品に含まれます。3価クロムは糖尿病のラットに投与すると症状を改善しますが、その量は食品では摂れないほど必要なので、今後も必須栄養素であるかどうかわからないそうです。健康な人が3価クロムを摂りすぎると、逆にインスリンが効...
セレンは欠乏を考えなくてよいミネラル
セレンは栄養成分表に出てきますが、ほとんど馴染みのないミネラルです。かつお節に一番多く含まれているのですが、一般に食べられる魚に多く含まれていて、日本人は欠乏のことを考えなくてよいミネラルでした。 セレン 日本人の食事摂取基準(2020...
マンガンは不足することがほとんどないミネラル
マンガンは酵素の構成成分になるミネラルです。出入りが激しいミネラルで入って来た90%は排出されます。成人男女で1日3.5~4.0mgが目安量で耐容上限量が設定されています。日本人通常の食事で不足することはなく、カレーやお茶を飲んでいれば間に...
銅は体内で働く酵素に存在するミネラル
銅は体内で酵素の活性中心に存在し、活性酸素種を消去し、コラーゲンを強固にし、メラニン色素をつくり、神経伝達物質をつくり、鉄の酸化に関係します。成人男女には、ざっくり0.6~0.9mg/日必要ですが、日本人に銅が不足する心配はほとんどないみた...
ミネラルとは何か?
ミネラルは英和辞典では一番に鉱物と出てきます。栄養の話では、酸素、炭素、水素、窒素以外のものの総称です。食品分析表では13種類出てきます。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンは多量ミネラルと呼ばれ、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレ...
ビタミンCの記事について
ビタミンCについていくつか記事を書きました。その内容を簡単にお知らせします。 ビタミンCについて調べるまで、ビタミンCはレモンのような果物に含まれていて、それを食べて補給するものとしか思っていませんでした。 まさか、ヒトや霊長類以外...
カルシウムの1日の必要量と多く含まれる食品
カルシウムは、成人男性では、1日650~800mg、成人女性では、1日650mgが推奨量です。中高年では不足しています。ただし、耐容上限量が設定されているので摂りすぎに注意が必要です。カルシウムが摂りやすいのは、煮干し、さくらえび、ごまです...
なぜビタミンEはα-トコフェロールだけが有効なのか
ビタミンEは8種類あるのですが、体の中では、肝臓で、α-トコフェロールだけが優先的に脂肪やコレステロールを運ぶアポタンパク質に結合して他の細胞に運ばれます。他のビタミンEは、細胞内で解毒酵素とβ酸化によって水に溶けやすくされ、尿から体外へ排...
マグネシウムの1日の必要量と多く含まれている食品
マグネシウムは骨に多く含まれています。成人男性では、1日340~370mg、成人女子では、1日270~290mgが推奨量です。日本人の食事では少し不足しているようです。どんな食品にたくさん含まれているのだろうと調べてみると、偏りがあり、海藻...
オートファジーを知ると空腹を楽しめるようになる?
オートファジーは細胞内でタンパク質をアミノ酸に分解し、新しいタンパク質を合成する材料にしてくれます。脳(神経)細胞は一生ものですが、この仕組みが細胞内のゴミを取り常に新鮮な状態にしてくれます。食べ過ぎているとこの仕組みがうまく働かなくなるかもしれません。