食品の記事一覧

ごま

ごまにはカルシウムがとても多かった

ごまはたんぱく質と脂質が多い食品です。ミネラルではカルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅が多いですが、カルシウムがずば抜けて多いです。カルシウムは表皮にとても多く、むいてしまうと激減します。そのため、食べるならむきごまでなくすりごまが...
オートファジー

オートファジーを知ると空腹を楽しめるようになる?

オートファジーは細胞内でタンパク質をアミノ酸に分解し、新しいタンパク質を合成する材料にしてくれます。脳(神経)細胞は一生ものですが、この仕組みが細胞内のゴミを取り常に新鮮な状態にしてくれます。食べ過ぎているとこの仕組みがうまく働かなくなるかもしれません。
野菜

おひたしを食べるのは葉緑素を食べること

おひたし、よく食べますか?青い葉っぱは葉緑素が豊富で、赤血球のヘモグロビンをつくるために必要です。1日に青い葉っぱを400gおひたしにして食べる必要があるそうです。ゆでる時間は30秒。昔の栄養の本はとても参考になります。
食品

食でたどるニッポンの記憶を読んだ

小泉先生の食でたどるニッポンの記憶は、食いしん坊の小泉先生の子供時代から大人になるまでを食べものでふり返る、なんともお腹がすく本です。 しかし、普段食べるものが短い期間に高タンパク高脂肪になるとどうなるのか?日本のこれからの変化を先取りした沖縄から予測する本でもあります。
ビタミンB1

ビタミンB1(チアミン)がどのように働いているか

ビタミンB1(チアミン)は、ピルビン酸がクエン酸回路に入るためにアセチルCoAに変化する時、チアミン二リン酸となって、ピルビン酸からアセチル基を最初に運ぶ、運び屋になります。 ビタミンB1が欠乏すると、アセチルCoAになるための反応の最初...
タンパク質

DNAの構成単位であるヌクレオチドについて

DNAの構成単位であるヌクレオチドについて。ヌクレオチドは、糖、塩基、リン酸からできています。それぞれどんなものなのでしょうか。 DNAの構造 細胞の分子生物学第4版にはこのような図が載せられていました。真似して描きました。ちなみに、最...
タンパク質

タンパク質が他の栄養と違うところ

タンパク質は、炭水化物、脂質とともに三大栄養素の一つですが、炭水化物、脂質は、ほぼ体のエネルギーに変わるのにタンパク質はちょっと違います。アミノ酸まで分解されDNAの設計図をもとに自分専用のタンパク質に生まれ変わります。 普段の食事で...
タンパク質

コラーゲンを食べてもお肌は若返らないみたいだよ

ヒトの体を構成するタンパク質の30%はコラーゲンです。加齢とともに肌や骨のコラーゲンが減るのは事実なのですが、化粧品やサプリメントで補充するのは無理があると思いませんか? 細胞膜について調べていた時に生命の内と外を読みました。新潮選書...
カルシウム

卵の殻からカルシウムを摂る

卵の殻は捨ててしまっていましたが、カルシウム源として見ると、過剰摂取が心配になるほどなかなか優秀であることが分かりました。しかも味もほとんどありません。ただし、病原菌がついているので、自分でためすときは注意が必要ですよ。 続々 食べ物...

高野豆腐って糖質制限食に役に立つね

高野豆腐は、煮た大豆や豆腐と比べて、たんぱく質、脂質に対する炭水化物の量がとても少なくなっています。つまり、同じ大豆でも、高野豆腐に加工されるまでに炭水化物がすごく少なくなるのです。糖質制限をしている人には役に立つ食品です。 川島四郎...
野菜

生野菜の冬期貯蔵法

生野菜を寒冷地で7ヶ月貯蔵する方法です。電気冷蔵庫はありません。地面に穴を掘って貯蔵庫を作り、庫内を2℃に維持して、障子から太陽光線を入れます。そして日々積みかえ、空気に当てて、悪くなったところを切り除きます。 冬の間、野菜をどのよう...
たまご

卵黄を濃縮させる方法

卵黄をビタミンやタンパク質など変質させずに濃縮させる方法です。塩を使って卵黄に含まれる水分を抜いていき、生乾きのからすみ、固ねりの羊羹くらいの硬さにまでします。 これは川島四郎先生が大戦中、栄養食と航空ビタミン食を作るときのベースになりま...

袋飯って、レトルトごはんの元のアイディアでしょう?

袋飯はセロファンの袋に生米とごはんに必要な水を入れ、ぐらぐら沸いたお湯の中に入れてごはんを炊く方法です。もともとは陸軍の兵隊さんのために考えられた方法でした。よく考えられています。 川島四郎先生の食糧発明物語―復刊・食糧研究余話を読み...
うま味

カツオ節で出汁をとるとき煮出しすぎると旨味が薄くなるのはなぜ?

カツオ節の出汁の旨味はどのように出てくるのか。旨味の主役はイノシン酸とグルタミン酸です。しかし、煮出しすぎると、イノシン酸のリン酸基が、旨味を強く引き出せる状態から変わってしまうらしいのです。 カツオ出汁を食品科学的においしくするため...
食品

メラミン混入牛乳のメラミンはタンパク質含有量のごまかしが目的だったとは

2008年に起きたメラミン混入牛乳事件とは何だったのか?メラミンは窒素(N)が多く、薄めた牛乳のタンパク質含有量をごまかすために入れられました。しかし、メラミンとシアヌル酸は体内で結晶をつくり、結石となって腎不全の原因になりました。 ...